(2023年 夏)
謎のまま
消えたMagseedの謎は消えないまま、、、
「Magseedじゃない所を切って取ったんじゃないか? なんて、そんな事はドクターに聞けない」とアメリカ人に話すと、そんなこと気にせず何でも聞いた方がいいと言われた夫。
日本人は遠慮するかもしれないけれど、アメリカ人はそんな事聞いたら失礼とか怒らせるんじゃないかとか思わないらしい。
とにかく何でも聞いてOKと言われた。
今度こそ病院は最後にしたい
手術から9日後、病院へ。
この病院に何回来たかな?
受付ももう慣れたもんだけど、毎回いろいろ説明を聞いて必ずサインをする。
受付では医療通訳機だったけれど、そのあとに別の同行通訳さんが来てくれた。
これで同行する通訳さんは3回目、3人の通訳さんに会った。
それに医療通訳機械の通訳さんも毎回違う方なので、一体アメリカには何人の医療通訳さんがいるのか?
お仕事されているたくさんの日本人女性の方々、素晴らしいです。
上階に行って、今まで何回も検査していたところを通り過ぎ、奥の扉の先にはいくつも部屋がある。
ずいぶん歩いて、一番奥の部屋に行った。
ナースにバイタルチェックしてもらい、ドクターを待つ。
部屋も広い。
これだけの余裕があるって、アメリカの病院ってすごいな、、、と、また感心していた。
診察している時の通訳さん用のカーテンで仕切りもある (写真の右端のコレ ⇩)
Congratulations
しばらく待っていたら、明るく元気なドクターの声がだんだん近づいてくるのがわかる。
ドアが開いて、ドクターに「コングラチュレーションズ!」って言われた。
通訳さんにも「おめでとうございます!」って言われた。
まず診察台に乗って、傷口を見てもらった。
傷口はOK。
ビタミンEのオイルをつけてって言っていたな。
AmazonUSAで探すと、家にある「Bio-Oil Skincare Oil」のが出てきたので、しばらくコレをつけてみる事にした
ドクターから今後の生活で注意する事は
- 体重やBMIは今のままでOK
- 果物、野菜、鶏肉、魚は多めで赤身肉、加工肉、脂肪、砂糖を少なめの健康的な食事
- 1日30分程度のちょっと息が上がるくらいの運動を週5日する
- タバコお酒はダメ
- 日焼け防止
- ストレスは最小限に、、、という説明だった。
ADH患者は乳がんを発症するリスクが高くなるので、薬物療法について腫瘍内科医に紹介するという。
これらは予習をしておいたから、このあと腫瘍内科医にいって放射線治療やホルモン治療という話が出るかもしれない。と思っていた。
何も無かったのなら、何もしたくない。
検査だけにしたい。
今後はMRIとマンモグラフィを半年ごとに交互にやる。と説明された。
(なので、腫瘍内科医に紹介は今後の検査後に検討となっている)

でも魔女先生はホルモン治療は
やった方がいいって言っていたんだよね

閉経後でもエストロゲンが出るらしい
そしてそれは少しでも乳がんに良くないらしい
消えたMagseedについて聞いてみた。

Magseedじゃない所を切ったんじゃないか?は
聞けなかった。
「落としちゃった」
「でも体内には無いから大丈夫」って。
「とにかくキャンサーで無いので良かったね」と。

Magseedって落ちちゃうモノなのか?

乳房のお肉に一緒にくっついて
取り出されるモノじゃないのか?

落としたのは、手術台の上なのか?トレーの上なのか?
それとも床に落としたのか?
体内に無いことを確認したら、それ以上は探さないらしい、、、

確かにごま粒くらいの小さいモノは探せないかも、、、
乳がん患者が多いアメリカで、こういう小さな手術はドクター達には日常茶飯事なのかもしれない。
人生初の手術は小さくても、我が家にとってはオオゴトだった。
最後にドクターとTHANK YOUとハグして、次回の予約をするために、帰りにレセプションに寄った。
この日から半年後の冬かと思ったら、、、
3Dマンモグラフィは初夏だったから、そこから半年後の秋にMRI検査。
さらにその半年後にマンモグラフィが予約された。

万が一、半年後に何かあったら、
今度は魔女先生に診てもらう
ここには検査の秋まで来ないと思ったけれど、もうちょっとしたら秋だ。
撲滅出来たと思う小さな癌が、もう二度と出ないように。
100才過ぎても、このままでいるぞと思った。