2025年5月
春の渡り
北へ渡る Warbler アメリカムシクイが集まることで有名なMagee Marsh
5月中旬はBIGGEST WEEK(バードウォッチングのフェスティバル)
全米各地、欧州、豪州、日本からたくさんの人が訪れ混雑するので、BIGGEST WEEKの翌週に行ってみた
「春の渡り」「北へ渡る」って、どこからどこへ行くのか?どんな鳥がいるのか知らないまま
カメラを持ってここへ来てみた
キイロアメリカムシクイ ⇩ Yellow Warbler
クロボシアメリカムシクイ ⇩ Canada Warbler
キマユアメリカムシクイ⇩ Blackburnian Warbler
キマユアメリカムシクイBlackburnian Warbler
クリイロアメリカムシクイ ⇩Bay-breasted Warbler
ハゴロモムシクイ ⇩ American Redstart
クリイロアメリカムシクイ(メス)Bay-breasted Warbler
オウゴンアメリカムシクイ ⇩ Prothonotary warbler 13㎝ 14g
アサギアメリカムシクイ Northern Parula
シロオビアメリカムシクイ Magnolia Warbler
シロオビアメリカムシクイ ⇩ Magnolia Warbler
可愛い小さな鳥 Warbler が木々の中を凄い速さで飛んでいる
葉が茂っている枝の間を飛び交っていて、どんな見え方をしているのか?
とても不思議だ
ビジターセンターにあったパンプレット ⇩
パンプレットに載っていたWarbler ⇩
北米には50種類以上のWarblerが生息
平均体長は約13㎝、体重は約15g
春の渡りは越冬地の中南米から繁殖地のアメリカ北部やカナダまで飛んでくる
13㎝の小さな体のどこにそんなパワーがあるのか、とても不思議だ
秋には越冬地に戻る秋の渡りもある
今回一番驚いたのがこの小さなWarbler
ズクロアメリカムシクイ ⇩ Blackpoll Warbler 14㎝
↑この小さなズクロアメリカムシクイはすごい
春の渡りでは南米から陸沿いを北上し、アラスカ北部から北東アメリカで繁殖し
秋の渡りでは大西洋に出て南米アルゼンチンまで8000㎞以上の長距離を渡っていく

8000㎞って、、、
そのうちの3日間はノンストップで2500㎞を14㎝の小さな体で飛び続けるらしい
長距離の旅に備えて体重12gに脂肪を蓄え16g~24gに増やし、長旅に必要のない内臓を自ら吸収するらしい
飛び立つのに望ましい天候を見計らい、大西洋に出て強い勢力の寒冷前線に乗って飛んでいく小さなムシクイ
寒冷前線に乗っていれば、熱帯性の嵐に遭わずに済むらしい
天候を選ぶ賢い能力、驚異の長距離移動、目的地までの正確な飛行
自然の摂理に驚き、感動した
帰ってからいろいろ調べて知った小さな鳥の驚異