人 生 後 半 を 楽 し み た い

アメリカで見つかった小さな癌の記録 ⑫ /セカンドオピニオン

(2023年 梅雨)

目次

予習

アメリカの病院も医師もセカンドオピニオンも何をどうすればいいのかわからないので、すべては夫にまかせている。

乳腺外科医と面談の翌週にこの辺りでは評判の良いドクターにセカンドオピニオンの予約が取れた。

6カ月先まで埋まっているらしいけれど、ドクターの旅行直後が空いていたらしい。ラッキー。

セカンドオピニオンで質問する為に、予習をしておきたい。

また別の病院へ

少し遠いところだけれど、歴史がある古い病院へ行った。

古いからか建物が複雑で迷路のようだった。

受付に誰もいないので、困ったけれどナースが案内してくれた。

なんて言う所かわからない部屋で受付をしていたら、後ろから「こんにちは」と挨拶されビックリ。

今日は直接医療通訳さんが来てくれた。 安心。 こんな待合室 ⇩

また診察室に通され、ナースの問診を受ける。 ここのナースもトレーナーにジャージ姿だった。

ドクターの説明

背の高い女性ドクターが来て、挨拶。

膝を突き合わせ白い紙に絵を描いて説明を始めるけれど、こっち向きに書いてくれている。

ドクターは反対に絵を描いて、文字も書いて、しかも丁寧でキレイでわかりやすかった。

説明も通訳さんが通訳しやすいように、話を上手く切りながら説明しているところが凄いドクターだ。

手術方法やその後の治療など、いろいろ聞くことが出来た。

何か困難があればハーバード大学と連携していると言っている。

ハーバードってナンダカすごいって知っていたけど
こうやって説明するくらいだから、やっぱりアメリカでも
ハーバードって凄いんだと思った。

今は日本でもセカンドオピニオンって当然な事かもしれない。

20年前にもセカンドオピニオンはあったけど、診てもらっているドクターに失礼な感じで、ちょっと内緒で行く感じがあった。

今回驚いたのはセカンドオピニオンのドクターのところに、既に私の資料が元気な明るいドクターのところから、全て届いていてセカンドオピニオンのドクターが目を通してあった事。

「その事に驚いた」と言ったら、アメリカでは情報を共有するのは当然の事だと言っていた。

医療用アプリMyChart にはセカンドオピニオンもちゃんと載っていた。

そして、ドクターは私のマンモグラフィ画像まで見ていて、パソコンを開いて説明してくれた。

日本女性というかアジア女性はデンスブレストという高濃度乳房で、若い人ほど画像が白く見つけづらいらしい。

この私の画像は、若くないから全部が真っ白では無いように見える。

ドクターは「この白いところは見つけづらいから後ろに何かあるかも、それはわからない」と言っていた。

その後、触診する為に着替えるので、ドクターと通訳さんは一旦退出。

今日の検査着は袋に入ったちゃんと洗濯済とわかる検査着だ。

セカンドオピニオンって話だけかと思ったけど、触診した。

迷ったけれど

この2㎜未満というのは超早期発見。

これ以上の最速最善はない。

幸運です。と言ってもらえた。

優しい雰囲気でベテランの余裕や自信が感じられる女性ドクターだった。

指先も美しく、動きも優雅で素敵な魔女って感じなので、それ以来我が家では魔女先生と呼んでいる。

最後に、魔女先生の今後の予定では来週空いている日があるから、手術出来ると言われた。

その後は2週間の夏休みの前後なら出来ると言っていて、慌ててやる手術じゃないからゆっくりで大丈夫と言われた。

セカンドオピニオンで来たのに、しかも来週と言われてビックリ慌ててしまった。

どちらのドクターも良いドクター。

迷った。

ちょっと考えさせてと言って、病院をあとにした。

迷った時は自分の直感。

そして、それが良い方角なのか?を調べてみた。(海外で吉方位があるのかは不明)

それで決めた。

セカンドオピニオンの魔女先生ではなく、明るく元気なドクターにお願いする事にした。

安心できる素敵な魔女先生
だけど、遠いんだよね

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