人 生 後 半 を 楽 し み た い

『異邦人』

映画を観ているような小説だった。

フランス人作家カミュの「今日、ママンが死んだ」という出だしが有名な作品。

アルジェリアが舞台で太陽の強い日差し、眩しさ、汗などアルジェリアの暑さがわかる描写が続く。

主人公のムルソーは母のお葬式で涙を流すことなく、顔も見ない。母の年齢を聞かれてもすぐには答えられない。

喪中なのに映画を観に行ったり、海水浴に行ったり、ガールフレンドと遊んだり。

誘われたから断らなかった。断られなかっただけのように見える。

感情を表に表さないでただ淡々と生活しているだけのそういう人なんだと思うんだけれど、孤独な感じの主人公。

友人の喧嘩のトラブルに巻き込まれて殺人者になってしまい、それを眩しい太陽のせいだと言い、それ以上は答えない。

身近な人は主人公の事をわかっているけれど法廷にいる人々には、それまでの主人公の言動行動が理解されない。

常識外れの異端とされ、その罪は法ではなく常識で裁かれてしまう。

計画的ではない衝動的な事件なのに、死刑、斬首刑が言い渡される。

世間一般とは違うということで、外国人・異国人という意味の異邦人ということらしい。

フランス語訳がすんなりと読めなくて、薄い本なのにとても時間がかかった。

ナンダカ難しく感じた本だった。

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