人 生 後 半 を 楽 し み た い

火災報知器訓練の日の話

朝晩どんどん寒くなってきて「凍結注意」の予報が出てきた10月後半。

除雪車の準備も出来ているって地元ニュースでやっていた。

かと思ったら最低気温-3℃になった翌日には最高気温26℃だった。

この辺りは1日の気温差が激しいと噂に聞いていて、ダウンを着たりTシャツと着たりと調節するけれど、身体がついていかない。

季節の変わり目は不安定で、家にいるだけなのに疲れているここ数日。

数週間前にアパートから火災報知器訓練があると連絡があったけれど、特に報知器らしい音は聞こえなかった。

本当に耳の聴こえが悪くなったのか、、、

ドイツでは朝7時から夜10時まで1時間ごとに教会の鐘が鳴っていたけれど、ここはパトカーや救急車もほとんど通らない。

時々通る長ーい貨物列車の警笛(汽笛)がかすかに聞こえて、あとは芝刈り機の音くらいの静かなところ。

また火災報知器訓練すると連絡があった。

午前中に「この音かな?」程度にしかわからない音が聞こえたけれど、午後2時過ぎた頃になって突然物凄い音が部屋中鳴り響いた。

初めての火災報知器訓練なので、どれがなっているのか?家の中をウロウロ、、、

壁に張り付いている白いのが報知器だと2か所が確認できた。

寝室の枕の上にある報知器が夜中に鳴ったら飛び起きるなー。その前に心臓止まるかも。と思うほどの爆音。

ずっと鳴っているので、どこか解除するところがあるのか?この部屋だけ鳴り続けているのか? と不安になって廊下に出てみたら廊下も鳴りっぱなしなので安心した。

そのうち止まるだろうとそのままに家の中でウロウロしていた、、、、

夕方帰宅した夫が「火事だった。消防車がたくさん来ていて、下はビシャビシャだ」と言っている。

そうなのー? 

えーあの爆音は本当の火事の知らせだった。

火災報知器訓練の日に本当の火事って、まさか、、、コントみたいで笑ってしまったけれど笑い事ではなかった。

笑っていられるから良かったけど、本当は笑えない。

翌日来たアパートからのお知らせ (主旨抜粋)

・・・すべての居住者が安全のために避難し・・・・・・・

・・・火が天井に到達したが共用の廊下や周囲のアパートに燃え広がる前に制御しました・・・・

とはいえ毎年恒例の火災警報器のテストを日中に実地し、その直後の本当の火災で混乱し、そのため、避難しなければならないのか戸惑う住民もいました。このアラームが聞こえた場合は、事前に訓練/テストであると送信しない限り、あなたとあなたの子供、およびペットの安全のためにすぐに避難してください。・・・・・

だって、、、

まさか本当の火事とは思わなかった、、、逃げてないですワタシ、、、。

あの爆音は報知器がちゃんと鳴るかどうかの訓練だと思っていて避難なんて少しも考えなかった。

逃げていないからいつまでも鳴っていたのかな?

今まで火事に遭った事はない。ここでは、ここでも、病気やケガやありとあらゆる災いに遇いたくない。

日本で白髪染めをしている時に毎回必ず思う事は
「今地震が来たらどうしよう」だったけれど、
アメリカでは白髪染めしている時に
「今火災になったらどうしよう」が心配だ。

人生後半、ちょっとイマイチで慣れていないアメリカ生活4カ月め。

イマイチでも楽しくなくてもいいから、病気ケガをしない、災いに遇わないでただ普通に生活したい。

次に爆音が聞こえたら、逃げないと!

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